季語の香り「立春」

二十四節気の立春。立つとは「スタート」を意味します。

気温が低くまだ冬のような感覚と、花の蕾が膨らみ始め、新しい季節が始まろうとしている感覚。この移り変わりの季節には、私たちの心と体を温め、新たな活力を与える香りがぴったりです。

・柑橘系…レモン、ベルガモット

冬の間に滞留した心と身体の空気を総入れ替えしてくれると共に、その瑞々しさで乾いた心身に潤いを与えてくれます。

ベルガモットは柑橘系の中でもリラックス効果が高く、心が揺らぎがちな時に安心感という最上の癒しを感じられます。

・ハーブ・フローラル系…ゼラニウム、ラベンダー

花からとられた香りではないのに、花のような柔らかな香りのするゼラニウム。そして、紫色のラベンダー。どちらも甘いだけではなく、ハーブのさっぱりした香りがします。

そして「調整作用」があるので、三寒四温で行きつ戻りつするこの季節、私たちを「ちょうど良い場所」に導いてくれます。

アロマセラピーの基本は「香りを嗅ぐこと」です。

身体に付けたりしなくとも、その香りを嗅ぐことで、脳から自律神経へと効果が現れます。

エッセンシャルオイル専用のディフューザーがあれば、それで部屋に香りを拡散させましょう。

なければ、ティッシュや名刺サイズの厚紙に垂らして持ち歩くのもとても手軽でおすすめです。

朝〜15時くらいまで:活力&集中力アップ

レモン、ゼラニウム:2滴ずつ
ベルガモット、ラベンダー:1滴ずつ

15時以降、寝るまで:リラックス

レモン、ゼラニウム:1滴ずつ
ベルガモット、ラベンダー:2滴ずつ

心と身体の窓を全開にして空気を入れ替え、春の新しいエネルギーで満たすように、1日数回、香りを楽しみながらの深呼吸を。

植物と香りのパワーは、私たちにそっと寄り添いながら、春のポジティブな力を与えてくれます。

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